« 2007年6月 | トップページ | 2007年8月 »

王滝アドベンチャー

716日長野県王滝村で開催された「OSJ アドベンチャーレース(ショートレース)」に参加し、優勝することが出来ました。

7月16日 午前7時。プォォ~~~~~ン!!!!

力が抜けるような号砲を合図に2007王滝アドベンチャーレースがスタートした。

王滝アドベンチャーレースは2人一組で行い、MTB、リバトレ、トレラン、カヌーの組み合わせ、毎年違うコース設定で行われる。(あと15年くらいは違う演出ができるそうです)

今年はMTB12km、リバトレ+トレラン4km、MTB16km、ラン+カヌー11km、ラン3kmの5ステージで競います。

今年の特徴はMTBとカヌーの距離があること、ランが短いことです。

スタート地点は王滝100kmのゴール地点である氷ガ瀬の橋で、MTBが最初のステージである。

昨年は最後尾からのスタートだったため公式HPに写真が載らなかったので、今年は最前列にバイクを置き、それから着替えやトイレなどの準備をする作戦に変更した。その甲斐あって前から2列目に並べました。

HPに掲載されるかはパワースポーツお任せです。

スタート直後の目標はカメラマンの視界に入るように前走者とカメラマンも位置を確認しながらダッシュ! ダッシュ!! ダッシュ!!!

橋を渡りきりダブルトラックの林道をそのままのペースで走るが、レース前のアップもしていないので心臓がアップ、アップ状態。

息はハァ~ハァ~。汗はダラダラ。

少しペースを考えながら登り続ける。

ハセも「前半はアップしながら走ります」と親父の視界内でアップ中。

約3kmで後方から「チリン、チリ~ン!、チリン!!、チリン!!!、・・・!!!!

熊鈴の音と砂利を蹴散らす音が近づいてきて、ふと横を見ると「チームCWS」がガンガン登ってゆく。(さすが優勝候補、MTBでの貯金狙い)

後を追いかけたいが此方(親父)にはその足がない。(ハセは追走したそうでこちらを見ている・・・。親父は現状で精一杯、ここで無理すると後が続かないので無視することに)

アップを終えたハセはまるで獲物を追う猟犬のよう前に出たくて仕方ないが、相棒の親父はアップが終わるどころかアップ、アップ状態が続きじっと我慢の展開。

さすがに年の差か、肉体の差か暖機運転終了の時間に大きな差がある。

5km付近までエキスパート組(EXP)の3位とイーブンペースで登るがやがて抜かれ単独(2人)で走る。(後ろはまだこない様子)

1CP地点でEXPの1組がパンク修理中、パスし下りに入り。やはり王滝パンクのリスクが常にあることを再認識し下り始める。

途中道を横切る蓋のない排水溝が何箇所かあり、小さなジャンプでクリアした。

が、飛んだ瞬間目の前に浮遊物・・・。視線を路面に向け周りを見ると大切なパワージェルが散らばっている。

あわてて、飛び降り拾いはじめる。ザックのポケットを再確認し少し遠慮がちに走りはじめる。

CPで通過手続きをしていたハセが追いつき、「ゆっくり下ってますね」といって前に出る。その後約3km下ってMTB①ゴール。

「チームCWS」との差は約2分。ウェットスーツ、トレランシューズに着替え第2ステージのリバトレへ。

リバトレは約2kmの川中トレッキングで上陸後側道を戻ってくる計約4km。スタートの合図で川に入る。

大きな岩が連続するリバトレは茨城ではありえない程の迫力があり、非常に楽しいステージです。

台風の影響で水量は多いですが、水は澄んでおり飲めるほどです。

王滝の川の水は超天然水ですので、「****の天然水」よりおいしいです。

だって無ろ過、非加熱ですから!

所々大きな落ち込みや山中にエスケープしながら下って行きます。リバトレが終了し、藪こぎして側道に出て折り返しラン。

トップを行くチームCWSはすぐそこに見えるが、ナカナカ詰めることができず、3位のチーム(チームターザン)と同タイムとなってしまい第2ステージ終了。(秒単位は切捨てルールのため)

トップとの差1分で3位のチームと同時スタート。これは負ける訳には行かない。まずは約5kmの登りであるが、尻に火が付いた。(アチィッ、チィィィ~~~~~)

ノンビリ何てことは言っていられなくなってきた。

見かけたところチームターザンは共に30代前半のバリバリのアスリート系(だって、タ ー ザ ン ですから)、こちらは50代に限りなく近い親父が足を引っ張っている水戸カヌー。

しばらく並走し雑談しながら相手の実力を探る。

すると、先行者のバイクに牽引用のゴムが付いている。

牽引を始めた。「これは、チャンス!!多分俺のほうが速いはず」で、一気に踏み込み逃げの体制に。

MTB①の上りよりは2~3km/h速く走ることが出来た。が、ハセは親父との距離を調整しながら走る。

(アドベンチャーレースはマッタリとしていていいね~!なんて言いながら)最高点までひたすら登り、後は下るだけ。ダダッツ、ダダッ、ダダッ ~~~~~

先頭を適度に交代しながらトップを追う。

MTB②は下り基調のまさにDHコース。

ハセの走行ラインを確認しながら走るが、フルサスを有効に使いいいペースで下ってゆく。(6/3の100kmで「下りは全然だめですよ」なんていっていた人と別人みたいに走っていました。45km/h程度)

親父はハードテール、当然スタンディングポジションでの慢性疲れと集中力不足で、途中に何度か曲がりきれずスリップしたり、コーナリング中にフロントが抜けたりと危ない走行でヒヤヒヤ。

氷が瀬付近の最終砂利道に入ったところで、右足太股内側に「ピッッ!」と軽い痛みが走った。やばい、太股の痙攣が始まりそうである。

なんて、思っていると左足にも同じ痛みが走った。

ここで無理は出来ない、何とか松原公園まで持たせなければならない。

舗装路に入ってからはハセ引いてもらい足を休め、何とか両足痙攣は免れた。

松原運動公園着でMTB②終了。トップとの差1分。

ラン①では王滝川沿いのサイクリングロードを3km走る。

ハセは一昨日の影響で右ひざに痛みがあり、思うように走れない様子。

カヌーステージの御岳湖に着き、カヌーに乗り込む。

目指すCWSは第1マーク辺りでもがいているのが見える。(チャンス!!!)

前日カヌーを見に御岳湖に来て今回使用するカヌーを見て愕然!!??!!

インレータブル、つまり空気で組み立てるゴムボート式のカヌーで、風に弱いし、静水で長く漕ぐには抵抗が強くて拷問のような艇である。

長所は安定していて初心者でも安心して漕ぐことができる、沈しても乗り込み駕しやすい、障害物とぶつかっても壊れない(破けることはあるが…)

カヌーに乗り込みイッチ、ニッの掛け声でトップを追う。

獲物を見つけた猟犬のように!

第1マーク手前で追い着いた。

「真直ぐ進まない!」、

でもCWSの二人は喧嘩することなく、修正方法を習得したようで後半は目標に向かって進んでいました。(安心安心)

第1マークを過ぎ第2、第3と進むがやはり8kmは長い。

湖のコーナーを抜けるとまた、ブイが現れる。

MTB100kmでも同じような光景を見たような気がする。(コーナーを曲がるたびに次のコーナーが見える)

湖の最奥部でのブイを回り後は折り返しとなったころ、二人の会話は優勝商品のCW-X談義となる。

「パット付のバイクパンツがいい~な」「昨日ロングタイツを買ってしまった、失敗だ~。」等々。

いつしか掛け声は、イッチ、ニーからシー、ダブル、エックス、シー、ダブル、エックス、に変わっていた。

約40分でゴール地点に戻り、最後のランに向けて、10分間の休憩。

2位との差は・・・???

8分後にチームターザンがやってきた。(10分は欲しかった)

ラン②(最終ステージ)3kmの平坦な道ではドラマは起こらない、と信じてスタート。ハセはやはり右足が思わしくなさそう。足取りが重い。

ゆっくり行っても追い着かれることはないだろう。

樹木の生い茂るサイクリングロードを抜け、ゴール地点への最後の坂道をゆっくり登る。

右手には昨日までものすごい水量で流れていた王滝川が平静を取りも戻し、穏やかに流れている。

周りの山々も静かに迎えてくれているようにおもえる。

1148 ゴール!!!!!!

一等賞でゴール、パフォーマンス?何も浮かばない、ただのガッツポーズ。

でも、いろいろな思いが交錯する一瞬でした。

この大会に参加したのは一昨年からで、3年越しでやっと勝つことが出来ました。

アドベンチャーレースではパートナーからいろいろなものを教わりました。

一昨年はアドベンチャーレースの楽しさを、昨年は仲間を労わる優しさを、そして今年は勝つことの楽しさを、来年は?

今まで一緒に走ってくれたパートナーや応援してくれた仲間に本当に感謝しています。

アドベンチャーレースは勝つことが主ではありません、まずは自然を楽しむこと、その中で今の自分がどの程度遊べるのかを確かめる手段だと思います。

ほんのチョットでも興味がある方、来年はアドベンチャーしませんか?

カヌーやランなど不安な種目は、いつでも丁寧にレクチャーします。

続きを読む "王滝アドベンチャー"

| | コメント (3) | トラックバック (0)
|

« 2007年6月 | トップページ | 2007年8月 »